10月16日（日）、琴古流竹聖会主宰（高橋澄童会長）による『第19回竹聖会尺八演奏会』が高橋邸で行われた。毎年4月に行われているこの会の演奏会ではあったが、３月１１日に起きた東日本大震災の影響により本日行うこととなった。

　始めに、先代高橋聖童会長のご霊前にて琴古流尺八本曲「三谷菅垣」を全員で吹奏し手向けさせていただいた。演奏曲数は生田流筝曲１０曲、山田流筝曲９曲が演奏された。

　生田流筝曲は、小野寺社中、小池社中の先生方により「磯千鳥」「茶の湯音頭」「船の夢」「嵯峨の秋（2回）」「若菜」「里の暁」「七小町（2回）」「明治松竹梅」を合せていただいた。

　山田流筝曲では、中村社中の先生方により「熊野」「松上の鶴」「赤壁の賦」「かざしの雪」「臼の声」「石山源氏（下）」「俊寛」「鶴寿千歳」「鞆の音」を合せていただいた。

　どの曲も大曲や難曲が多く、先輩方の素晴らしい糸と尺八との合奏に大いに勉強することができた。